短編集 ヘンルーダ
松岡千恵
解説 佐々木敦
絵 山口法子
岬書店
2023年5月
176ページ
5編を収録した短篇集。著者は丸善ジュンク堂書店に勤めていて、これが初めての本です。
うち1篇の「備品奇譚集」は「棚差しプレートの話」「補充スリップの話」など、書店の備品をテーマにした連作です。書店員が備品を使って作業したり棚入れしたりする日常的な仕事の描写が、だんだん変なふうにずれていきます。困惑しつつも、確かに書店は変なことが起きるし変な人が集まるな、とどこかで納得しました。
ほかの4篇もそれぞれに不思議です。