琉球切手を旅する 米軍施政下沖縄の二十七年
与那原恵
中央公論新社
2022年12月
四六判 253ページ
〈琉球切手は遠い沖縄から、「言葉」を運ぶために空を飛んだり、海原を走ったりして東京にやってきて、それから郵便配達の赤い自転車に乗り、わが家にたどり着く――そんな「切手の旅」をイメージし、わずか二センチ四方の切手がすごい旅をしているのだとわくわくしました〉
1960年半ば、著者の家にしばしば美しい切手の貼られた手紙が届きました。両親の郷里である米軍施政下の沖縄でつくられた「琉球切手」でした。長い年月を経て、著者は琉球切手と戦後沖縄の物語を紡ぎました。